しのぶろぐ

2012年1月25日主人が急死、翌年6月自分は子宮頸がん(3b期)に。現在は放射線治療の晩期障害で腸が癒着し、イレウス起こすようになってしまいました。。子なしのおひとりさまが書くブログです。

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パパ、スピーチカニューレに換える

自発呼吸だけで過ごせるようになってきて、痰の吸引回数も減ってきたので、今週の金曜に気管カニューレからスピーチカニューレ(声を出せるカニューレ)に換えてみましょう、という話があったのが先週末。

意思疎通が出来ないことがストレスになっていたパパなので、声を出せるようになればストレスも減るだろう、しかし、スピーチカニューレにすると、さらに息苦しい思いをするかもしれないなあ、と心配していたところ、木曜になって

今日、交換しますね。と先生。

処置は20分ほどで終わり、デイルームで待っていたうらんのところに先生がやってきて「終わりましたよー。声が出せましたよー。」と言われる。

病室にすっ飛んで入り、パパの発声を確認してみたけれど

8割が空気漏れ、2割が声

という感じで、声といえば声だが、よく聞き取れない。

なんか、ダースベーダーみたいだ。

 

スピーチカニューレを装着したパパの図。ステロイドの副作用で顔がむくんでいる。

speech-kanule1

呼吸をするたびに、ノドの前の、丸いスピーチバルブ内のオレンジ色のバルブシートがペコポコ音を出す。

バルブシートが弁の役割をしていて、息を吸うと弁が開き、息を吐くとバルブシートが押されて弁が閉じ、空気が口から出るので、声が出る仕組みらしい。

カニューレに穴が開いているので、ここから空気が声門に流れる。

かなり、おおざっぱな絵を書くと、こんな感じ?

speech-kanule2

 

それでも「前のカニューレより全然、呼吸が苦しくない」と言うので、喜んだ。ダースベーダー声より、呼吸が少し楽になったことのほうが、うらんにとっては価値があるのだ。

その日はそのまま、夜の栄養まで、ひとやすみ、、ひと月と一週間ぶりに、、眠るパパの顔を、安堵の気持で見つめていた。

 

翌日金曜日のお昼に病室に行ってみると、まだまだほとんど空気漏れする声で「昨日、少し、眠れた」という。

よかった、これで、眼の下のクマもいなくなるかな、ひとつ、ハードルをクリアしたかな、と思った。

 

でも、今日土曜。約束のお昼ぴったりに病室に入ると

筆談ノートに「昨日の夜0時23分から又呼吸が苦しくなった」と書いてあるではないかーー。

えーーーー。

なんでなんでなんで。

付けたときは楽になったと言っていたのに。

また、呼吸が浅くなったのか?

 

でも、うらんがそばにいて、リハビリマッサージをしたり手を握ったりしていたら、呼吸も落ち着いてきて、「まだ息苦しい?」と聞くと「だいじょうぶ」と答えるようになって、ホッ、、。

 

どうも、夜中になると不安になって、呼吸が苦しくなるようだ。メンタルな問題だったのかも。

看護師さんと、うらんとで、だいじょうぶだよ~と、安心させたけれど、今晩はどうだろうか。。

 

ちなみに空気漏れは穴のサイズが合わないせいもあるとかで。

それでも、少しずつ、言っていることがなんとか聞き取れるようにはなってきた。

声を出して会話できることは素晴らしい。

筆談よりスムースだ。

 

これまで、気管挿管から気管切開に切り替えるにあたって、他に選択肢がなかったにせよ、呼吸が楽になるなら(実際は気管切開しても呼吸は楽にならなかったけど)、声を失うことは仕方ないこと、と思っていた。

声を失うこと、コミュニケーション出来なくなることは、それほど大したデメリットではないと考えていた。

でも病気、病状に対して不安を持っている患者本人のパパにとって、医師やうらんに対して、伝達手段がなくなることは、大きな大きな、損失だったのだ

声の出ない口で、一所懸命なにかを訴えていた時期、伝えたいことがいっこうに伝わらないと、頭を激しく揺すって怒っていたパパ。

なすがままになるしかない状態を、どんなに歯がゆく、悔しく感じていたのだろうか、

その気持の半分も理解していなくて、すまん、、パパ。

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  • posted by  
  •  
  • 2011.04/24 21:18分 
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NoTitle 

きょうは、嬉しいです。ものすごく嬉しいです。1歩前進出来て、ブログを読んでいても、心が軽くなるような気持。うらんさんの、パパさんへの想いが、パパさんを助けているんだと思います。うらんさんの優しさに頭が下がります。結果が良くなっていけば、病院へ行くのも、少し気持ちが楽になりますよね。無理なさらないように、ご自愛下さいね。
  • posted by のんき 
  • URL 
  • 2011.04/24 22:21分 
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のんきさんへ 

いつもコメントありがとうございます。
のんきさんが喜んでくださることが、すごく嬉しいです。
倒れるまでがんばろーとがんばってましたが、うらんが倒れる前にパパがよくなってくれれば、と
病院に向かう足取りも心なしか、前より軽いです。
ただ、倒れてないけど、かなり、やつれて、老けてしまいました>うらん(泣)。
白髪が増えて、がーーーん。
  • posted by うらん 
  • URL 
  • 2011.04/27 03:20分 
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昭和32年2月20日生まれ。
神奈川県三浦市出身。
5歳年上のパパと2人暮らし。

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