しのぶろぐ

2012年1月25日主人が急死、翌年6月自分は子宮頸がん(3b期)に。現在は放射線治療の晩期障害で腸が癒着し、イレウス起こすようになってしまいました。。子なしのおひとりさまが書くブログです。

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イエヘカエロー

透析も後30分で終わるかな、という頃、

デイルームに病室に詰めている臨床工学士さんがやってきた。

写真は病棟5Fのデイルーム。

dayroom

「何か奥さまにお話があるそうなので。」

病室に行くと、ノートとペンを欲しがる。

「なに~?パパ」

書いた文字を見たら、涙と鼻水が一緒になってパパの手に垂れた。

papa-ji3

イエヘ

カエロー

 

しのぶちゃん、透析が終わったら

家へ帰ろう。

 

今日は臨床工学士さんがうつむく。

 

ま、まだ、帰れないよ、パパ。

帰ってきてほしいけど、

人工呼吸器が外れるようにならないと

帰れないんだよ、

よくなったら、よくなったら、帰れるからね。

 

後ろから臨床工学士さんも

「そうですよ、よくなったら帰れますよ。」と言ってくれるが

かわいそうで、かわいそうで

涙が止まらない。

 

入院して二ヶ月。

痛い検査、辛い治療、鼻にチューブ、ノドには人工呼吸器。

どんなに、家に帰りたいだろう。

もう、病院なんか、イヤだよね。

でも、うらんにはどうすることも出来ない。

 

帰れるものなら、すぐにでも連れて帰りたい

でも人工呼吸器が。

これが先生方は「うまくいってますよ、問題ないですよ」とニコニコして仰るが、パパ本人は

呼吸が苦しい、吸うのも吐くのも辛い、と言うのに。

目を剥きだして取り込めない酸素を口いっぱい開けて吸いこもうとして、のけぞる。

胸を押さえて、ここが痛いと訴える。

 

 

何度も喉元のチューブを手で押さえるので、そのたびに注意して手を元に戻すようにするのだが、

今日は二箇所の管が外れ、それを直そうとしている間に、パパが腕をひっかけて鼻のチューブを抜いてしまった。

 

幸いなことに流動食の流し込みは終わっていたけれど、看護師さんから「奥さまがついていても、こういう事故が起こるなら、普段から腕を拘束せざるを得ません!」と、キツく咎められた。

たしかに

もしも流動食が食道ではなく、あやまって気道にでも流れ込んでしまえば大事である。うらんの見守り、監視不十分の責任だ。

それでまた、胃ろうの話が出てしまったし、、。

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  • 2011.04/07 00:27分 
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はじめまして 

呼吸が苦しい 人工呼吸器…ナドで検索してお邪魔しました

病気や立場など色々違うのですが心境が共感できる事ばかりで、思わず立ち止まりました

私の父親が肺ガンの手術をして気管切開をしています
元々、肺の持病があって通院中だったのに、見付かった時は進行していて…

このまま死を待つか、命懸けで手術するか…でした
肺の状態、腫瘍の大きさから放射線や抗がん剤は効果が望めず…

突然、命の期限を告げられた父親は手術を選択し、現在、入院中
家に帰る事を励みに必死に頑張ってます

が…元々の持病でボロボロの肺を半分近く切り取ったので、寝ても覚めても呼吸が上手くいかず…気管切開してるので声も聞けず…
段々と家が遠のいていくような気がして辛いです

痰の吸引は本当に辛そう…
どうか、どうか気管切開が閉じられたら…と願うばかりです
お花見が大好きな父親、車椅子でいいから連れていきたい…

辛いですよね…
でも、本人も必死に頑張ってる
励ます事しか出来ないけど、きっと、きっと大丈夫と言い聞かせて日々過ごしてます

お互い、早くお家に帰りたいですね
  • posted by みとと 
  • URL 
  • 2011.04/08 10:50分 
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カギコメさんへ 

いつもコメントありがとうございます。
人工呼吸器のことは昨日も先生に言ってみたけれど、
担当医も担当でない先生も判を押したように同じ言葉を
繰り返します。
「でも本人は苦しいと言ってるんですが」と言うと、
「それは苦しいというより、呼吸がうまく合わないんだろうね、、」
じゃあ機械のほうで合わせられないのか、
うらんも少しは人工呼吸器のことを勉強したので質問したみたけれど
そこは専門家とシロウトの差、結局「このまま頑張ってもらって」で
終わってしまいました。(>_<)

本人が具体的に、こーなんですと訴えることができれば、先生にも
伝わるし、もう少しナントカなるのかもしれないですね。
「言葉を失う」ことが、こんなに支障が出るとは、想定外でした。
長い文章を書けるほど、パパの腕のチカラが戻ればいいんですが。
  • posted by うらん 
  • URL 
  • 2011.04/08 13:36分 
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Re: はじめまして 

みととさま、はじめまして。
コメントありがとうございます。

お父様も気管切開されているんですね。

> が…元々の持病でボロボロの肺を半分近く切り取ったので、寝ても覚めても呼吸が上手くいかず…
> 気管切開してるので声も聞けず…
> 段々と家が遠のいていくような気がして辛いです

お父様もみととさんも、どんなにお辛いかと、心中お察しいたします。
うちのパパも夜も眠れず、目と口を開けて必死に呼吸しています。
その姿を、リハビリテーション科のスタッフ一同が回診だと言って来ては、
必死に空気を取り込み吐き出そうとするパパの表情を
「やあだ、あんなに大口開けて」などど、聞こえる声でつぶやいたりします。
病院には、そういう無神経な医療関係者が少なくありません。

> 辛いですよね…
> でも、本人も必死に頑張ってる
> 励ます事しか出来ないけど、きっと、きっと大丈夫と言い聞かせて日々過ごしてます

気管切開を閉じれるのはいつだろう、ずっと先かもしれないけれど、
パパには「あきらめたら、そこでオワリだよ。希望を捨てなきゃ道はきっと続いてる」って
話しかけてます。

みととさんのお父様のご回復、そして「家へ帰れる日」が来ますように!
心からお祈り申し上げます。
  • posted by うらん 
  • URL 
  • 2011.04/08 13:48分 
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Author:うらん
昭和32年2月20日生まれ。
神奈川県三浦市出身。
5歳年上のパパと2人暮らし。

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