しのぶろぐ

2012年1月25日主人が急死、翌年6月自分は子宮頸がん(3b期)に。現在は放射線治療の晩期障害で腸が癒着し、イレウス起こすようになってしまいました。。子なしのおひとりさまが書くブログです。

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フェアトレード商品を考える

Sakura Mohilaさんの記事を読み、展示販売会でサクラモヒラ通信の転載を快諾してくださった小木さんの話を聞き、現地の人が作った商品を見ながら、色々考えてしまった。

NGOのプロジェクトを結実させるのは畑にタネを蒔き、食物を育てることより道は険しく、大変であろうということ。

経済的自立を支援する過程で、モノ作りのノウハウ、技術は教えることができる。

文化や慣習や宗教に根付く生き方考え方の違いはあっても、時間はかかるが、技術を習得してもらうことは出来るだろうと。でも、サクラモヒラ通信を読むと、それさえ嘆息が漏れるくらい、甲斐のない作業のようだ。

なにより一番難しいのは、現地の、生産者の「意識改革」

日本なら、モノを作って売る以上、作ったモノに責任を持ちなさいよ、ビジネスならば信用してもらうための約束は守りなさい、と言えば、理解される。

支援者の手が離れたときに、自分たちだけで「やっていけるか」「やっていかなければ」真の自立にならない。

何を、どういう風に 考えるか、考えられるのは教育の成果でもある。

知識を増やすためでもあるけれど、教育は「自分の頭でモノを考えられるようになる」ための手段だ。

教育を受けられなかった人たちに自分たちの考え方や価値観を押しつけても相手には伝わらない。

生産という仕事を通して、知識と考え方を身につけてもらう。

 

それとフェアトレード商品といえど、一般市場に出る以上、商品としての魅力、個性、競合力は必須になってくる。

そこは生産者ではなく支援する側がチエをしぼらなければいけないと思う。

手工芸品は、たとえばノクシカタ刺繍はその細かさと仕上がりの見事さからファンが多い。


ノクシカタ刺繍


 

価値を認め、納得できる価格なら、売れる。競合力はある。

少なくとも現地の人が仲間うちで作る手芸品よりクォリティはずっとよい。
関連記事:縫製指導が入れば・・

マコール・ジャジャのポーチ

 

服飾品や皮革製品はまだ厳しいかもしれない。


日本も不況だし、ファストファッションが受け入れられている。比較できる対象が身近にあって、その価値を認めづらい商品は難しい。

 

たとえば、1,500円の本革コインパース。

フェアトレード商品のそれは、デザインはベーシックだけれども、個性がない。

開閉がファスナーではなく、スナップボタンだという点も気になる。スナップボタンのほうが早くガタがくるからだ。

逆さにした時に財布からコインが落ちてしまうかもしれない。

売れるコインパースは機能性と耐久性と、魅力あるデザインを持つもの。

ベーシックなデザインなら、他の要素をウリにしなければ。

 

国内国外、競合商品が多い中、同じ価格帯の商品であれば、自分だったら、GUATEのコインパースを選ぶ。

GUATEはバンコクにある小さなファクトリーだけれども、皮革のバッグや小物はセンスがよく、丈夫で使い易いと評判だ。

フェアトレードだからと商品を購入する人は少ない。フェアトレードではなく一般商品として見た場合に魅力あるモノを出していかないと生産と需要にズレが生じるばかりではないかと思う。

 

国内での展示販売も、もっと「商品の魅力を伝えるように」ディスプレイしていかないと、売れるものも売れない気がする。
ただ、平積みしてあるのは勿体ない

小さなワンポイント刺繍がしてある、片手に収まってしまうほどの無地の小袋は350円。

手に取りながら「これなら自分で手縫いでも作れるなあ・・」

「友達が作れば同じ値段で、もっと凝った袋が作れるなあ・・」

などと、つい考えてしまった。

 

350円を出し惜しみしたのではない。

ただ、「欲しい!」という気持が起らなかったのだ。その袋を作った、作り手の存在が感じられなかったのだ。

 

この小袋は、現地で、ただ援助のお金を渡すよりも、袋を作ってもらって、その対価としてのお金を支払うことで、仕事と考えてもらう、その産物なのだけれど・・

ふと、以前訪れたノクシカタ刺繍のお店「ロシュン」さんで購入した刺し子のクロスが頭に浮かんだ。

あのクロスには、生産者の顔写真と、直筆のサインを印刷したタグが付いていた。

裏側には生産者のエピソードも。


そういえば、エクマットラで、現地の子供たちが作るミサンガにも作った子供のサインを入れて売ると言っていたっけ。


 

どこそこの、だれそれさんが作った、世界に一枚のクロス。

店主の馬上さんが話しかけてくる。

「ほら、この刺繍ね、二重に刺してあるんですよ。一度模様を刺して、後から違う糸で、もう一度刺してあるんですよ。」

「ああ、本当だ。これは手間がかかりますね。」

「だから丈夫ですしね。私はこれをお弁当包みとして使ってますよ。」

馬上さんの宣伝トーク?に乗せられたわけではないが、話を聞いているうちに、そのクロスに親近感を覚え、布にステッチする女性の姿がイメージとして浮かんできて、欲しいという気持が高まってしまった。

あのクロスと同じように製品ひとつひとつにタグを作って付けるのはコストがかかるし、売値にも影響するだろうから同じことをしてくれとは言わないけれど、

商品の横に生産者の名前と、写真と説明を兼ねたパネルを置いておく、くらいはできるのではないだろうか。

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Author:うらん
昭和32年2月20日生まれ。
神奈川県三浦市出身。
5歳年上のパパと2人暮らし。

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