しのぶろぐ

2012年1月25日主人が急死、翌年6月自分は子宮頸がん(3b期)に。現在は放射線治療の晩期障害で腸が癒着し、イレウス起こすようになってしまいました。。子なしのおひとりさまが書くブログです。

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母に会ってきました

18日月曜日に母に会いに三崎に行きました。三崎は5年ぶり、母に会うのは4年ぶりです。

義妹と一緒に病室の入口に立つと、4人部屋はベッドが入口に向かって放射状に並んでおり、ちょうど正面に母のベッドがありました。母の顔が見えました。

2人で「お母さん、こんにちはー」と声をかけると、顔をこちらに向けます。

お母さん、しのぶ だよ

お見舞いに、来たよ。

 

もう義妹も下の弟も、母には誰だかわからなくなってると聞いていたので、うらんも「どちらさま?」と言われるのを覚悟していました。

しのぶ、だよ、ともう一度。

うらんの顔をじっと見て、わずかにわずかに、頷きました。

頷いたように見えました。

でも母の口からは帰るまで、うらんの名前が出ることはなかったので、やはりわからなかったようです。

誤嚥性肺炎その後の状態は、

もう鼻のチューブも抜かれていて、痰の吸引回数も減ったとのことで、顔色はよかったです。

まだ時々痰がからむようで、ゴホゴホやってはいたけど。

 

お見舞いに持っていった、わんこのデコレーションフラワーが気に入ったようで(よかった)「これはいいね」と喜んでました。

病室にいるのですが、母の世界では、ここは

 

家の居間で、

自分はちょっと具合が悪くなって、布団で休んでいる。

そこに義妹とうらんが来ていると、思いこんでいるので、しきりに

「そこにお煎餅が入っているから、食べなさい」と言います。

「今、お茶を入れるから」と起き上がろうとします。

 

母の世界では、亡くなった父も叔母も生きているので

「お父さんはいつ来る?」「〇〇子(叔母の名前)は?」と聞いてきます。

お父さんは、お店が終わってから来るって。

〇〇子叔母ちゃんも今日来ると言ってたよ。

と、話を合わせます。

 

お店というのは、うらんの実家は紳士服店で、母とうらんで手伝っていたのです。

昼間はお針の女の子がいるんだけど、定時で帰った後に、お客さんが来たり、女の子が休んだりすると、母が手伝いに行っていました。

お店の名前が出たことで、その頃を思い出したのか、

「お店に行かなきゃ」と、また起き上がろうとするので、義妹と一緒に止めて

お店には、うらんが行くから大丈夫だよ。と説得(笑)

 

結局、帰るときも「じゃあ、お店に行ってくるからね」と言って病室を出ました。

 

色々忘れても、昔ながらの性格や行動は本人の中に残っているのですね、

義妹が「お義母さんは相手が誰だかわからなくても、それを口にすることは相手に失礼だと考えてるみたいで、あなたは誰とか、どちらさまですか、と聞いたことがないのよ」と教えてくれた。

4年ぶりだったけれど、その時間のギャップを感じることはそれほどなく、母の姿を自然に受け入れられたのが不思議でした。

 

と、ここまで書いていたら、義妹から「お義母さん、退院しました」とメールが入りました!

パートの帰りに病院に寄ったら、ベッドが片づけられていたと。どうもホームの人が迎えにきたみたいです。4日に入院して、今日は20日だから、、二週間ちょっと。

無事退院できて、ほんとうによかったです。

心配してくれて、励ましてくれた皆さん、ありがとうございました。

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Comment

 

こんばんは~
お母様退院されたようで安心ですね。
実は私のお義父さんも先日入院していました。
でもね、お義母さんを連れて入院でした。
初めはこのジジィは何考えてるんだって思ってました。
散々若い頃は お義母さんを殴ったり蹴ったりしていたのに歳を取ったら忘れたのか(怒) って
でもね、歳を取ると不安って若い頃より多いらしいですね。
退院したらすっかり優しいお義父さんになっていました。
入院ってやっぱ辛いんだろうなぁ~って思いました。
あっ すんません コメントになってなかったです。
私は自分の父の看病もせずに父が亡くなったので…
うらんさんを見習ってお義父さんに優しく接しようと誓ったです。
  • posted by まる 
  • URL 
  • 2009.05/21 00:39分 
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うらんさんがお母様に会うことが出来
本当によかったです。
ご無事に退院とのこと
安心されたと思います。
  • posted by てけてん 
  • URL 
  • 2009.05/21 06:33分 
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まるちゃんへ 

> こんばんは~
> お母様退院されたようで安心ですね。

はい、ひと安心です。

> 実は私のお義父さんも先日入院していました。
> でもね、お義母さんを連れて入院でした。
> 初めはこのジジィは何考えてるんだって思ってました。
> 散々若い頃は お義母さんを殴ったり蹴ったりしていたのに歳を取ったら忘れたのか(怒) って
> でもね、歳を取ると不安って若い頃より多いらしいですね。

うらん父も実はそーだったんですよね、
入院すると、DVオヤジも気弱になるんですよー。
親戚が来ると、普段なら絶対言わない感謝の言葉なんかも口にしたし、、。

> 退院したらすっかり優しいお義父さんになっていました。
> 入院ってやっぱ辛いんだろうなぁ~って思いました。
> あっ すんません コメントになってなかったです。

いやいや、ちゃんとコメントになってます。
体験談はためになりますです。

> 私は自分の父の看病もせずに父が亡くなったので…
> うらんさんを見習ってお義父さんに優しく接しようと誓ったです。

まるちゃん、立派なお心がけです!
優しさって、貰ったり与えたり伝えたりできる心のおみやげ、と思います。

昨日の夜中にコメント入れたら、サーバーがあまりに重くてエラーに
なっちまったのでした。
  • posted by うらん→まるちゃん 
  • URL 
  • 2009.05/21 17:10分 
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てけてんさんへ 

> うらんさんがお母様に会うことが出来
> 本当によかったです。
> ご無事に退院とのこと
> 安心されたと思います。

ありがとうございます。
結果的に一週間ずらしたのもよかった、ですね。
一番苦しいときを目の当たりにしていたら、
帰るときも後ろ髪をひかれて自分も辛かったとおもいます。

母の生命力に感謝です。
  • posted by うらん→てけてんさん 
  • URL 
  • 2009.05/21 17:26分 
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良かったね、本当に良かったです、、、
まだまだ体力も戻る生命力って素晴らしい♪
うらんさんとお話して楽しかったのでしょうね
家の母も生前認知が来ていましたが
認知もあまりひどいと周りも辛いですが
きっと年取った孤独から開放されるために
認知も恩恵としてあるのかも?と、、、
最近そんな風にも思ったりします
この世で起こることに偶然も無駄もない?とか言います
本当か否か?分りませんが
そう信じると心が楽になると言うか
起きたことは素直に受け止めるしかないか
と思えます(そう考えないとムカつく時もある)(笑)
反省の日々です(私)、、、


  • posted by rikoyan 
  • URL 
  • 2009.05/21 21:55分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

おかあさんは自分がいちばん幸せな時に
とどまっているので幸せなのかもしれません。
子供にとってはつらいことだけど…
でもわからなくても感じているんだと思うよ。
これからもお母さんとの時間大切にね。

叔母さんてあの映画スターと結婚した人?
おかあさん退院できてよかったね!

 

お母さま、ご退院おめでとうございます。
ワンコのお花喜んで頂けてよかったですね。

お母さまは、お父さまや、叔母さまが生きていらっしゃる
一番幸せな時に戻っておられるんですね。
年を取るといろいろ辛い事もあるから、
rikoyanさんがおっしゃるとおり、
孤独な心を守るための防衛本能かもしれませんね。
 
誰か分からなくても、アンタ誰?と聞かないお母さま、
ワタシの認知症のイメージは「アンタ誰?」なので、
意外でした。

  • posted by ぽんすけ 
  • URL 
  • 2009.05/24 21:22分 
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  • [Res]

rikoyanさんへ 

亀レスですみまっせん!_(_^_)_

> 良かったね、本当に良かったです、、、

はい、、ありがとうございます。^^

> まだまだ体力も戻る生命力って素晴らしい♪
> うらんさんとお話して楽しかったのでしょうね

認知症でも誰も話し相手がいないのと、いるのでは
まったく違うのだそーです。
やはり穏やかになるそーです。

> 家の母も生前認知が来ていましたが
> 認知もあまりひどいと周りも辛いですが
> きっと年取った孤独から開放されるために
> 認知も恩恵としてあるのかも?と、、、
> 最近そんな風にも思ったりします

「黄昏流星群」という弘兼 憲史氏の漫画に、そういうテーマを
扱った話がありました。
「忘れること」もひとつの幸せ、なのですね。

> この世で起こることに偶然も無駄もない?とか言います
> 本当か否か?分りませんが
> そう信じると心が楽になると言うか
> 起きたことは素直に受け止めるしかないか
> と思えます(そう考えないとムカつく時もある)(笑)
> 反省の日々です(私)、、、

rikoyanさんのコメントはいつも力になります。
何をしても「それでも朝は来る」のなら、自分の受け止め方次第
なんですね。
信じると、心が楽になる、確かにそんな時があります。
  • posted by うらん→rikoyanさん 
  • URL 
  • 2009.05/25 18:45分 
  • [Edit]
  • [Res]

neco村さんへ 

> おかあさんは自分がいちばん幸せな時に
> とどまっているので幸せなのかもしれません。
> 子供にとってはつらいことだけど…

老化現象、脳細胞の壊死と割り切ったときから、
いつかはこんな日がくると、ヘタレうらんでも覚悟ができていたのかも
しれません。

母は昔から子供が好き、おしゃべりが好き、買い物が好き、な人だった
ので、ベッドの両脇に座った義妹とうらんにかわるがわる話しかけて
ました。
義妹は「親戚のヒト」になってるので(^_^;)、その日紺色の薄いチュニックを
着ていたのですが、服をさわりながら
「ま~、あんた、こんな地味な服を着て~」なんて言ってました。
母自身が地味な色好きで、子供にさんざん紺やエンジの服を着せてた
のに~(笑)

> でもわからなくても感じているんだと思うよ。
> これからもお母さんとの時間大切にね。

今度はホームに会いに行きたいです。
買い物が好きだったから、ちょこまかしたモノを色々持っていきたいなー
と思うのです。

> 叔母さんてあの映画スターと結婚した人?

ハイ、母のすぐ下の妹です。4年前に亡くなりましたが、、
妹だけど気が強くてハデで、どっちが姉かわからなかったです。^^;
仲のいい3姉妹で
性格の穏やかな優しい末の妹である叔母ちゃんの名前はなかなか
出てこないのに、上の妹の名前はよく口にするそうです。
なんでかな
認知症になる前に、亡くなった叔母はもう入退院を繰り返していたので
それが気がかりで、今も心にかけているのかもしれません。

> おかあさん退院できてよかったね!

はいー、よかったです。安心しました。嬉しかったです。
  • posted by うらん→neco村さん 
  • URL 
  • 2009.05/25 19:05分 
  • [Edit]
  • [Res]

ぽんすけさんへ 

> お母さま、ご退院おめでとうございます。
> ワンコのお花喜んで頂けてよかったですね。

ありがとうございます。
ワンコは大ヒットでした。
認知症になる少し前から鼻がダメになってしまったんです、
臭いがわからなくなっているので、生花よりコチラにしたの
が正解でした。
ベッドの周りも予想通り狭かったので、花瓶も置けなかった
ですから。

> お母さまは、お父さまや、叔母さまが生きていらっしゃる
> 一番幸せな時に戻っておられるんですね。
> 年を取るといろいろ辛い事もあるから、
> rikoyanさんがおっしゃるとおり、
> 孤独な心を守るための防衛本能かもしれませんね。

キリスト教でしたか、神様は人間に耐えられないほどの苦しみや
悲しみはお与えにならない、のだとか。
神様はそれで、辛いことや悲しいことは忘れてしまうように、
人間を作ったのですね。
確かに、防衛本能ですね。

> 誰か分からなくても、アンタ誰?と聞かないお母さま、
> ワタシの認知症のイメージは「アンタ誰?」なので、
> 意外でした。

うらんもですーー。
「どちらさま?」と聞かれるのを覚悟してました。

お見舞いや面会に来る相手に対して、いつも
入院費や、かかるお金のことばかり、心配しているよ、と
叔母や義妹が話してました。
「これは、いくらなの」「早く払わなくちゃ」など。。

父が亡くなったあとは、お店を維持するのも、生活していくのも
うちはお金がなくて、いつも大変だったから、
そのころの記憶と行動が出ているのかもしれません。
  • posted by うらん→ぽんすけさん 
  • URL 
  • 2009.05/25 19:28分 
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Author:うらん
昭和32年2月20日生まれ。
神奈川県三浦市出身。
5歳年上のパパと2人暮らし。

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